ペップトークで職場のやる気を引き出す
2026/01/09
2026年も前向きに、楽しい一年を送りたいと思います。今年もよろしくお願いします。
さて、皆さんは「ペップトーク」をご存じでしょうか。ペップトークは、アメリカのスポーツ界で生まれたもので、試合前に選手を勇気づける短いメッセージのことです。時間でいうと、30秒から2分と言ったところでしょうか。
監督やコーチが「君ならできる!」「全力で楽しもう!」と声をかけることで、選手の不安をやる気に変え、最高のパフォーマンスを引き出すことを目的とした手法です。「失敗をするな!」「負けるな!」だと、ネガティブなイメージが残ってしまい、結果失敗することに潜在意識が傾いてしまいます。
ボウリングで例えるなら、「ガターにならないで!」と言っているとガターを出してしまったなんて経験ないでしょうか。ガターのことばかりが頭を埋め尽くし、潜在意識がガターに向かわせた…のかもしれません。
今年の箱根駅伝でも、後続する車からの監督の言葉は、ポジティブなものが多かったと思います。選手の表情からも、ポジティブな声掛けの大切さが伝わってきました。
ペップトークの考え方は職場でも期待ができます。仕事を進める上でもプレッシャーや不安を感じる場面は多いので、ネガティブな言葉や指摘ではなく、「できる!」「楽しもう!」というポジティブな気持ちを引き出す言葉が、その人本来の力を発揮させるのです。
ペップトークの特徴は、短く、端的に、そして前向きに行動を促す言葉であることです。長い説明や説得ではなく、相手の心に響くシンプルなメッセージを届けるスキルです。例えば、会議前に「私たちならこの会議ですばらしい案を生み出せる!」、プロジェクト発足時なら「このメンバーならきっと成功できる!」といった内容です。
ペップトークには4つのステップがあると言われています。
・事実肯定…現状を否定せず受け止める
・価値承認…相手の努力、存在価値を認める
・前向言換…ネガティブをポジティブに言い換える
・行動促進…次の一歩を後押しする
この流れを意識することで、相手の不安をやる気に変え、行動につなげることができます。ペップトークを使えば「やらされ感」ではなく「やってみよう」という気持ちを引き出せます。
先ほどの、会議前とプロジェクト発足時を例に、試しにペップトークを作ってみました。アメリカ生まれなので、慣れるまではちょっと恥ずかしいかもしれませんが、言葉を発するときには、ぜひご自身の言葉にしてください。
【会議前】
発言するのに勇気が要るのは、誰だって同じです。
でも、この場にはあなたの意見を否定する人はいません。
完璧でなくていい…あなたのひと言が、新しいひらめきを生み出します。
私たちなら、この会議から必ず良い案をつくれます。
【新規プロジェクト発足時】
新しい仕事に挑戦するとき、不安があるのは自然なことです。
それだけ、このプロジェクトを成功させたいという本気の証でもあります。
皆さんが積み上げてきた知識と経験は、誰にも真似できない強みです
一人で抱え込まず、アイデアを出し合って、チームで前に進みましょう!
ペップトークは、単なる励ましではなく、相手の心を動かすコミュニケーション術です。今日から、皆さんの言葉で職場をもっと前向きにしてみませんか?
















