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■富士登山体験

      2016/02/21

環境庁は、7月1日から21日の富士山への登山者が昨年同期より35%多い、7万9,057人だったと発表しました。「世界遺産効果」ですね。

私も中学三年生の娘と7月30日31日と挑戦しました。コースは、吉田、富士宮、須走、御殿場の4ルートの中で一番初心者向きといわれる山梨県側の吉田コースです。

五合目までバスで行き、13時30分から登山開始。六合目で試みである登山料千円を任意で払い、記念バッチを貰いました。宿泊先である八合目には18時ごろ到着しました。寝床は、寝袋と枕が用意された2段ベットに体ひとつ入るスペース。久しぶりに隣で娘の寝息を聴く事ができました。

23時には起床。防寒のためレインコートを着込み、頭にはライトを取り付け、いざ出発。九合目まで2時間、頂上まで3時間で早朝4時に到着しました。高山病の一種だといわれましたが、あくびが出てあくびが出て大変でした。深呼吸をしないと気持悪くなります。目の前にロウソクがあると思って息を吹きかけ、それで新鮮の空気を胸いっぱい吸い込みながら黙々と登りました。前を行く娘の背中を追い続けながら暗闇の中をただただ頂上を目指しました。

ご来光を見れたのは、4時46分でした。風が強く、動いていないのでとても寒く感じました。これが富士山の頂上の日の出かと思うと感動しましたが、腰が痛く、立っているのがやっとでした。隣を見ると娘がインスタントカメラを片手に撮影してました。自分の子ながらたくましいやつだと思いました。

下山は、正直言って登りより大変でした。あの元気だった娘が、股関節を痛め、悲痛の表情でツアーの最後尾を歩きました。私も膝を痛め、なんと娘に併歩するのがやっとの状態です。1万2千円払って、馬に乗ろうかと何度も思いました。結果、9時には五合目に無事たどり着きました。「当面富士山はいいや」が二人の感想でした。

その後の温泉が最高でした。人間にとって入浴の大切を痛感しました。その後のビールの美味いこと。娘の目を盗んで生ビールを2杯飲みました。最高でした。

今現在も両足筋肉痛です。サロンパスを貼りまくってますが、なんとか歩行できています。娘の「富士山に登りたい」の一言がなければ、絶対に実現しなかった経験です。苦しい、辛い時間を共有できたことが、別の意味で父娘の絆を深めてくれたと勝手に思っています。ありがとう「富士山」。当面遠くから眺めさせていただきますが、感謝です。

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