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生成AIが教えてくれるもの

   

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今年最初のコラムは生成AIに関連する情報です。人事労務管理サービスのTMC経営支援センターは、東海大学情報通信学部の田畑智章教授と共同で、生成AI(人工知能)を活用した労務相談支援システムを開発されました。TMC経営支援センターの岡部正治会長は、「取引のある社労士事務所には数カ月内に提供し、その後、一般事業所向けにも提供していきたい」と話しておられます。私共は「取引のある社労士事務所」なので大いに期待するとともに、一抹の不安を感じています。

TMC様が40年近くにわたり蓄積した3千件を超える相談事例や社労士のノウハウを基に、生成型AIが回答を自動的にテキストで表示する。入力するとすぐに、類似の事例や取り組むべき対応の要点などが示されるとなれば、人による対応は時間的制約からしても求められなくなるのではないか。24時間対応が可能な気兼ねなく利用できるサービスの活用頻度が増していくのではないか。いままで頂戴していた労務相談に係る顧問料が見直されることになるのではないか。

そこで私共は考えます。自分たちの存在価値は何なのか?自分たちが今まで以上の顧問料を頂けるサービスは何なのか?

その機会をTMC様はいち早く与えてくれたと感謝しております。スタッフ全員と対話をして組織で取り組んでいきます。これからは「自己責任の権利主張型(属人主義)」では生成AIにはかなわないと思います。「組織責任の義務全う型(仕組主義)」でないと特に日本人の特性は発揮できないと思います。まずは対面による対話です。コロナだろうがインフルエンザだろうがヒザを交えた「なぜ?」を考える対面による対話型教育が求めれれていくと思います。

人に残された既存の回答のない世界、それが「なぜ?」に対する人と人の対話から生み出され続けると信じて、TA(交流分析)研修をはじめ自己肯定感アップ研修を企画実践してまいります!

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