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成長していく組織の課題

      2021/10/04

企業の寿命は30年といわれた時代がありました。それは今も変わっていないかもしれません。

ただ、次の事を意識して実践していけば成長し続けながら継続が可能だと思います。

「 過去の実績にとらわれず、今後、利益を生み出していける人材と事業に投資する 」

そのためには、

1. 公を意識したコンプライアンス風土の全社員への徹底が求められます。

2. 他人の気持ちがわかる人間力を高め、包括的な視野を手に入れるための全社的継続的な学習と情報開示が必要です。

3. 業務の無駄を省き、効率化するための現場の意見を反映したノウハウの掘り起こしが必須です。

4. 企業自らが投資に目を向け、いかに回収するかを学ぶ感覚を、経営者自らが実践する姿勢が要ります。

5. 目的を見据えて手段や方法を柔軟に試行錯誤できる「給与=もらうもの」ではなく「報酬=稼ぐもの」を獲得する管理職の育成が急務です。

そして、これが一番ハードルが高いと思いますが、

「 合意形成型の階層主義 」の欠点を脱却して「 トップダウン型の平等主義 」の利点をいかに模倣していくかです。

言い換えれば、「 個人や組織に課せられる業績を明確にしながら、仕事をいかに楽しめるものにしていくか 」です。

その真っ只中にいるのが、トヨタ自動車です。パワハラ訴訟、販売会社での車検不正、顧客情報の不適切な取扱いと事件がつづいています。

あのトヨタですら、成長ある存続のため組織や人材が葛藤しているのだと思います。

今後20年後の世界を展望すれば、「 西側 」と中国に分断されていくと思います。その中で、日本が「 西側 」に入り続けるために意識しなければいけないことだと思います。

 

 

 

 

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