話すということ
私たちの仕事、というより人間対人間のやりとりとしてかかせない信頼関係づくりに「話す」という行為はとても重要となってきます。
話す目的を考えた場合、「自分の意思を伝える」があります。それだけでは、一方的になってしまいます。「相手の意思を受け取る」ことが必要になってきます。
これをコミュニケーションと表現するなら、「意思を分かち合う」ことを前提として話す必要がでてきます。
良いコミュニケーションのコツは、なんでしょうか?
相手に関心を持つことだと思います。そのためには、自分の話はまず横に置くことが大切です。
相手が、「聞いてくれている」と認識してくれた時に、コミュニケーションの扉が開きます。
そしたら、遠慮なしに自分のボールを投げることができます。
「自分のボール」とは「●●らしい」「●●かもしれない」ではなく「●●です!」「●●だと思います!」これです。
間違いがあったり、勘違いがあれば、素直に訂正すればいいことです。「記憶に残る」ボールを投げることです。
最後に、話すことの一番怖いのは、本心が言葉に乗り移るということです。いかに心地良い言葉を並べてもそこに心がなければ、相手には伝わらないということです。
話し終わった時に、アンケートを記入していただくことがあります。そこに、「熱を感じた」とか「人柄に好感をもった」とか書かれていた時は、その相手には本心が伝わったと嬉しくなります。
話すことに技術はいりません。話すことは心を磨くことです。だから難しいし、ワクワクするんです。私はそう思います。