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令和おじさん総理になる?

   

安倍総理が辞任表明をして、令和おじさんと呼ばれる菅義偉(すがよしひで)氏が総理になる日がせまっています。

安倍さんと菅さん、かなり違います。

安倍さんの家系図

・父は、自民党幹事長であった安倍晋太郎氏

・母は、岸信介第56、57代内閣総理大臣の娘 よって、岸信介氏は祖父

・直系の祖父は、衆議院議員であった安倍寛氏

・第61、62、63代内閣総理大臣であった佐藤栄作氏は祖父である岸信介氏の弟 つまり、ノーベル平和賞受賞者は叔父

・いろいろ言われている奥様の昭恵さんは、森永製菓創業者の血縁(父は森永製菓の元社長 松崎昭雄氏)

ここまでくると「なるべくしてなった内閣総理大臣」といえます。

菅さんは、秋田県のイチゴ農家の長男。世襲が多い自民党幹部の中では「叩き上げ」の政治家です。

高校卒業後は段ボール工場で働くも「このままではいかん」と法政大学の夜間に入学して、卒業後は、政治家の秘書になります。

小此木彦三郎衆議院議員です。尊敬する政治家は、あの田中角栄氏に引導を渡し、政権奪還のために自社さ政権を誕生させ「自民党の軍師」といわれた梶山静六氏とのことです。

蛇足ですが、そのこともあって菅さんは、今回の総裁選選挙対策本部長に小此木彦三郎氏の三男である小此木八郎元国家公安委員長を選任したと思います。義理人情の世界観ですかね。

本題に戻りますが、影の存在をおもてに出させたのは、二階俊博幹事長です。ですが、菅さんの立ち振る舞いを見ていると、三国志の「諸葛孔明」とダブります。

諸葛孔明は、蜀の初代王となる劉備が「三顧の礼」で迎え入れた軍師です。

一度内閣総理大臣の職を途中離脱した安倍さんを再度担ぎ出したのが菅さんですから、三国志とは逆ですが、復活した安倍さんに寄り添う姿がなぜか孔明を彷彿とさせます。

来年の9月までどんな政権を運営するのでしょうか。岸田さんや石破さんは、早稲田大学と慶応大学を卒業した「銀行マン」で世襲議員です。菅さんの庶民性に期待したいと思います。

つまりは、対中国とコロナ対策、そして憲法改正。いわゆる国家防衛をどう舵取りしていかれるか。固唾をのんで見守りたいと思います。

ただ、諸葛孔明は、五丈原で敵(魏の司馬懿仲達)と対峙しつつ道半ば(蜀の安定維持ならず)で死んでいきます。

平成おじさんといわれた小渕恵三元総理は、在職中の2000年に病に倒れ、そのまま逝去されました。

令和おじさんが長く政権を維持され、健康に留意されることを切に望みます。

がんばれ!! 令和おじさん、菅義偉!!

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