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助成金

      2017/09/25

入社して3カ月経ちます中谷飛雄馬です。私は入社時に「助成金」担当になりましたのでこのコラムで助成金について一からお伝えしていきます。

はじめに、助成金とは一般的に厚生労働省が中心となって取り扱っている支援金のことです。厚生労働省で取り扱っている支援金は条件さえ満たせばどんな会社でも貰うことができ、返済する必要はありません。

再度お伝え致します、助成金は支援金なので、お金を貸す「融資」とは違い国や地方公共団体から受け取ることの出来る返済不要のお金です。

支援金には「助成金」・「補助金」の二種類あります。

今回のコラムでは「助成金」を深く理解していただくため、似通っている支援金である、「助成金」と「補助金」の違いをお伝え致します。

※「補助金」も国や地方公共団体から受け取ることの出来る返済不要のお金です。

【助成金と補助金の違い】

・「助成金」:要件を満たしたものであれば、原則だれでも受け取れる。

・「補助金」:補助の有無・補助金額は「事前の審査」と「事後の検査」によって決定する。

 

このことから助成金は国や地方公共団体が示す受給要件を満たしている場合は、原則だれでも受け取ることが出来るお金なのに対し、補助金は申請を出しても受けとれない場合があります。

 

【助成金と補助金を支援する目的の違い】

・「助成金」

助成金は、厚生労働省で取扱っている支援金ということは上記に説明しました。

助成金は主に雇用に関係する時に活用できます。具体的には、労働者を雇い入れる時、労働者に教育訓練を行う時、福利厚生を充実させる時などに助成金を活用します。

雇用に関係することは会社経営を行ってく上で様々な場面で登場してくる為、助成金の種類も必然的に多く、その数は50種類以上になります。

・「補助金」

事業者の取組みの広がりによって事業の拡大をサポートすることを目的としています。

補助金は経済産業省が所轄しており、研究開発やIT企業など特殊で専門的な分野を対象としています。補助金は公募制が多く審査が行われますので、条件を満たせば誰でも貰えるものではありません。再度お伝え致しますが審査を通過すると返済不要で国から支給されます。

何度もお伝え致しますが、「助成金」と「補助金」は国や地方公共団体から受け取ることの出来る返済不要のお金です。しかし、条件や目的が違うのでご理解お願い致します。

今回のコラムでは「助成金」・「補助金」の違いを簡潔にお伝えしました。次回のコラムでは「助成金」のメリット・デメリットをお伝えした上で中身の部分に入っていきます。

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