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ウクライナ侵攻の末路~中露朝三国同盟の妄想・火星に移住?

   

1940年9月に日本・ドイツ・イタリア三国間で軍事同盟が締結された。日本には東条英機、ドイツにはヒットラー、イタリアにはムッソリーニがいた。だが、この同盟は、1943年イタリアが単独降伏し、1945年ドイツが降伏し、同年8月15日日本が降伏して幕を閉じた。日本の降伏はアメリカ合衆国の長崎・広島への原爆投下が大きな要因であった。
20××年×月に中国・ロシア・北朝鮮三国間で軍事同盟が締結された。中国には習近平、ロシアにはプーチン、北朝鮮には金正恩(キムジョンウン)がいた。3年後北朝鮮が単独降伏し、5年後ロシアが降伏し、同年8月15日中国が降伏して幕を閉じた。中国の降伏は、アメリカ、インド、日本、オーストラリア連携Quad(クアッド)を中心とした国連軍の総攻撃(武力と経済制裁)による国内の内部崩壊が大きな要因であった。

こんな妄想に浸りながら、日々、ロシアのウクライナ侵攻に注目をしています。新聞の見出しをひろっていきます。

1 プーチン政権重ねた「嘘」
一、ウクライナ侵攻の理由を「ウクライナの政権により迫害とジェノサイドにさらされてきた人々を保護する」⇒ウクライナ軍と親ロ派武力勢力との紛争による民間人死者は減少している
二、「演習、予定通りに終了」「ウクライナ侵攻はないし、計画もない」⇒直後に続行を発表、結果侵攻した
三、1994年の米英とのブダペスト覚書「核兵器放棄の見返りにウクライナの安全を保証する」⇒侵攻でほごにした
2 「異質」自覚の大国と対峙
「ルソフォビア(ロシア嫌悪症)」ここ数年、プーチン大統領が頻繁に発するようになった言葉。外国から排除されたり、敵視されたりする理由をこう結論づける。自らの異質性を自覚し、それを逆手にとるかのように振る舞っている。そんなプーチン大統領が接近するのが、「シノフォビア(中国嫌悪症)」を世界に広げる習近平国家主席。西側諸国はこれら「異形の大国」からの挑戦を受けて立つ覚悟が必要。
3 中国が対ロ協力、台湾統一にらむ
中国がロシアとの経済協力を拡大している。ロシア産小麦の輸入を拡大し、ロシア銀行と中国の国際銀行決済システム(CIPS)を使った人民元決済を広げる可能性も取り沙汰されている。有事のロシアに「貸し」をつくり、中台統一時に備える思惑もありそう。
4 ロシアの暴走、中国の誤算
現代の戦争は、①サイバー攻撃や情報戦で相手をかく乱②ピンポイント攻撃で制空権や戦闘能力を奪取③精鋭で都市を短期制圧―というハイブリッド戦が主流。ロシアは最先端の能力を持つはずだった。侵攻1週間以上が経過してもキエフなど主要都市は陥落していない。ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア軍の攻勢に長く耐えれば、それだけ事態好転の可能性が高まるとみている。
3月2日国連総会の「ロシア軍の即時・無条件の撤退や核戦力の準備態勢強化への非難決議」が193カ国の構成国のうち141カ国の賛成を得た。これらにより、ロシアをかばう中国に2つの問題が発生する。ひとつが、2050年までに最強国となり、アメリカに代わって世界のリーダーになるという国家目標の実現が遠のく、もうひとつには、プーチン大統領への非難が強まるなか、彼と距離を置かなければ、世界から「悪者」扱いされる恐れがある。ひいては、中国共産党の存続を脅かすことになる。
5 ウクライナ侵攻の影響
難民100万人超え。隣国のポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバに難民が逃れている。
米欧などが国際決済網からのロシア排除を決め、先行きへの警戒感から世界的にドルを保有したいとの需要が増し、「ベーシススワップ」と呼ばれる米ドルの調達コストが上昇している。
ロシア制裁により、ロシアが高い生産シェアを持つ、アルミニウム、貴金属パラジウム、小麦の先物価格が上昇している。脱炭素のカギを握る電気自動車(EV)では、車体の軽量化に大量のアルミニウムを必要とする。貴金属のパラジウムは、自動車の排ガス浄化触媒に使用する。
北欧のフィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)への加盟を検討している。
6 ウクライナ侵攻の末路
ロシア経済の危機は国民の生活を直撃し、その不満の矛先はウクライナに侵攻したプーチン大統領に向かう可能性がある。アフガニスタン侵攻が1991年のソ連崩壊につながった歴史を彷彿とさせる。

こうしてみてくると冒頭の妄想はないとしても、中国に世界がどう対処していくかが大きな人類の課題のような気がしてきました。人間同士が戦うのではなく、機械同士が無人で戦うようになれば、最終的には地球から人間は避難することになり、火星(宇宙服などで保護されていない生身の人間であれば、火星の表面ではわずか20秒で失神状態に陥り、1分たりとも生存できないと考えられている。 しかし火星の環境は、灼熱の水星や金星、極低温の木星、さらに遠い軌道を巡る外惑星、真空の月や小惑星と比べればはるかに住みやすい環境。)争奪戦がまたはじまるのか、二度と同じ過ちは犯さないのか私の生きているうちは最終結末は不明のままなのか。ある意味、プーチン大統領は、地球の歴史に名を残す人間であることだけは間違いなさそうです。地球に幸あれ。凡人の願いです。

 

 

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