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■Black Or White

      2016/02/09

マイケル・ジャクソンの『Black Or White』・・・好きでした。
それはさておき、先日、就職に係る相談で就職を希望する企業が「ブラックか?ホワイトか?」との声を耳にしました。
どれほどのレベルをもって「ブラックか?ホワイトか?」を判断するのは極めて難しい・・・。100%の法令遵守を達成している企業を指すのか?法令遵守は労働基準法を指すのか?それとも他の事業活動および職業活動に係る関連諸法令全てでしょうか?
世間では所謂「リストラ」のもと行われる整理解雇や終身雇用の時代ではないといったニュースも珍しくなくなった昨今でも、新卒学生にとっては、自身の人生が決まってしまうと思えば
会社を選ぶ際、知り得ない事が多すぎる為、「ブラックか?ホワイトか?」といった明確なようで実にファジーな基準が成立するのかもしれません。
そういった点からも、企業、とりわけ中小企業は採用にあたりこの「優秀」というよりも、求める人材をより明確にしなければならないと考えます。
まもなく訪れる人口減少によって、頭打ち感の否めない状況において、雇用されているからといって会社に留まる義務があるとは多くの従業員は思っていないと考えられます。
既存の従業員や採用したい人材が「この会社にいたい」、「自分の時間を投資してみよう」という、事業継続性を実感出来る等の環境を準備する必要があるのではないかと考えさせられました。
先月30日、厚生労働省が『大卒で就職後3年以内に仕事を辞めた人の割合が、12年3月の卒業者で32.3%になった(前年の卒業者に比べると0.1ポイントの低下にとどまり、ほぼ横ばい。3人に1人が3年以内に離職する傾向)』と発表しております。
「ヒト」について、見直す要素があるかもしれませんね。

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